股関節は体と脚を繋ぐ大きな関節で丈夫そうですが、様々な影響を受け悪くなり易い部位です。
股関節の痛み・しびれの
症例一覧
変形性股関節症歩くと股が痛い、股が拡がらない
変形性股関節症の症状
股の関節の変形により体重を脚にかけると痛みが出たり、脚を拡げようとすると痛みが出たり、動きの制限がある状態です。
原因としては元々股関節の出来が余り良くない方が多いですが、股関節の血流が悪くなり、骨が潰れたり原因が無い場合もあります。
変形性股関節症の治療
股関節の負担を減らす為、ダイエットを勧めたり股関節の外側の筋力強化を勧めます。
痛み止めも使用しますが10〜15分歩けなくなる様なら手術を勧めます。
股関節唇損傷自転車を乗る時に股関節が痛い
股関節唇損傷の症状
股関節は太ももの骨の一番上の部分が丸くなっており、そこに帽子を斜めに被る様に骨盤の骨が載ってる状態です。
それを安定させる為、周りにリング状の靭帯が付いており、それが股関節唇です。
その靭帯が傷めて自転車にまたがったり、車に乗り込む様な動作で痛みが出ます。
股関節唇損傷の治療
MRIで股関節唇損傷を認めても痛みの出る動作に控えたり、痛み止めをしばらく飲むと痛みが出なくなりこともあります。
それで良くならない場合は手術を勧めます。
大腿骨頚部骨折高齢者の転倒後股関節周囲が痛い
大腿骨頚部骨折の症状
高齢の方が転倒したり、股関節をひねったりした後、股関節周囲に痛みが出ます。
動けない程の痛みのこともありますが、歩ける場合もありますので、診察・検査で早期に見つけます。一度の検査で判らない場合は1週程度時間を空けて再度検査をします。
大腿骨頚部骨折の治療
基本的には全て手術になります。
自分の骨をつけることもありますが、骨折の形やズレの程度で人工関節になるとかも多いです。
同時に原因の一つである骨粗鬆症の治療も行います。
単純性股関節炎子供の股関節周囲の痛み
単純性股関節炎の症状
多くは小学生の時期に、特に怪我とかしていないのに股関節からつける太ももの痛みが出て、脚を着いたり動かせなくなります。
その前に熱が出ることもありますが、原因も無く股関節に炎症が起こり、関節内に水が溜まり痛みが出る状態です。
単純性股関節炎の治療
単純性股関節炎は安静で2〜7日程度で良くなり、後遺症も残しませんが、他の重大な病気とよく似た症状なので見極めが非常に大事です。
先天性股関節脱臼赤ちゃんの脚が左右で違う
先天性股関節脱臼の症状
生まれたての赤ちゃんで、脚のシワが左右で違ったりどちらかの動きが悪い場合があります。
その場合生まれつき股関節が脱臼気味だったり、脱臼している場合があります。
その様な場合健診でチェック受けますが、その時には判らない時もありますので気になれば診察でチェックします。
開業前の病院で年間400人以上の赤ちゃんの健診を14年間担当していました。
先天性股関節脱臼の治療
先天性股関節脱臼の治療は非常に専門の装具やスタッフを要しますので、専門医を紹介します。